222 リマーケティングの実施
ユーザーの属性や行動に基づくリマーケティングのリストを作成する
リマーケティング施策では、ユーザーの性別や年齢、住んでいる地域、サイト内での行動、購入した商品や発生したコンバージョンなどを細かく捕捉し、それらに合致した訴求を広告で行う必要があります。そのため、ECサイトであれば以下のようなユーザーリストを作成し、それぞれのターゲットに対してかけられる予算を調整しながら、許容されるCPA以下でコンバージョンが取れるように広告を運用することになります。
- 20代後半~30代前半の女性
- バッグのページに自然検索流入し、非直帰だったユーザー
- バッグの特集ページを1分以上見たユーザー
- バッグの特集ページを閲覧したあと、バッグの商品詳細ページに遷移したユーザー
- バッグをカートに入れたが、購入はしていないユーザー
- バッグを購入したユーザー
Googleアナリティクスのリマーケティング機能を利用すれば、以下のようにカスタムセグメントを作成するのと同じ要領でユーザーの属性や行動などの条件を設定し、ユーザーリストを作成できます。ユーザーの情報はこのリストに自動的に蓄積され、AdWordsのリマーケティングキャンペーンで利用できるという仕組みです。
管理 > ユーザーリスト設定 > ユーザーリスト
1最初のユーザーリストを作成する
2新しいユーザーリストを定義する
3ユーザーリストを保存する
ポイント
- 手順3の画面にある「有効期間」では、ユーザーがリストに残る(リマーケティングの対象とする)期間を設定できます。
ユーザーリストを定義することで、サイトを訪問したときのモチベーションやロイヤリティに基づく精緻なリマーケティングが可能になります。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。