192 集客の施策
有料検索におけるブランドワードの役割を確認する
マルチチャネル系レポートを活用してカスタマージャーニーを可視化するにあたっては、検索キーワードをブランドワードと非ブランドワードに分けることが重要になります。以下のような方法でブランドワード別のカスタムチャネルグループを最適化できます。
① [コンバージョン経路]レポートなどからMCFチャネルグループをコピーします(ワザ138を参照)。
②標準で存在する「有料検索」を編集し、名前を「有料検索(非ブランドワード)」に変更します。
③新しいチャネルを追加し、名前を「有料検索(ブランドワード)」とします。
④ルールとして以下の3つをすべてANDで設定します。
- ルール1:メディア 正規表現に一致 ^(cpc¦ppc)$
- ルール2:広告掲載ネットワーク 完全一致しない Content
- ルール3:キーワード 正規表現に一致 ブランドワードをパイプ(¦)で区切って入力
⑤「有料検索(ブランドワード)」のチャネルを「有料検索(非ブランドワード)」の上に配置し、チャネルグループを保存します。
これらの設定を行うと、マルチチャネル系レポートのチャネルとして「有料広告(ブランドワード)」と「有料広告(非ブランドワード)」が登場し、カスタマージャーニーのどこでそれらのチャネルが利用されているのかがわかります。
ポイント
- どのようなキーワードをブランドワードとするかは、組織内で統一見解を持つ必要があります。
「ブランドワードであるか否か」でキーワードの性質が大きく異なるため、分けて考えます。カスタマージャーニーの分析には必須の設定です。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
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